はじめに
来年度の就職先を決めるのいろいろ悩みますよね?
給料、勤務形態、医院の雰囲気、教育体制、福利厚生、立地。。
私も就職先を決める時に、何を取捨選択するかとても悩みました。
医院見学をして自分に合った就職先を決めていくわけですが、果たして医院見学だけで十分なのでしょうか?
答えは“No”です!
働き始めて初めてわかる問題点は山ほどあります。そのことは念頭に置いておかなければいけません。
今回はその中でも特に“もっと早く知っていれば!”と後悔した3つをご紹介します。
技術の研鑽だけに専念できるのははじめの三年だけ
歯科医院という一つの組織にはいった以上、自分の治療だけしていればいいというわけにはいけません。
在籍する期間が長くなれば、医院が抱える問題に自分がリーダーとなって取り組んでいかなくてはいけなくなります。
例えば、スタッフ教育、売上、初診数、キャンセル率など。
中間管理職として対策を考えて、院長をサポートしていかなければいけません。
これは自分が開業した時に成功するために必要な事なんです。
ですから時間の多くを自分の練習に費やせるのは、はじめの3年だけです。
はじめの3年のうちに、積極的にセミナー参加や練習をして技術の向上に努めていきましょう。
歩合性だと有休はあっても有給はない
当然のことですが給料が歩合制の場合、休みを取ればその分売上が下がりますので給料は少なくなります。
有休は取れますが、このことを念頭において計画的に休みを取るようにしましょう。
ほとんどの医院で給料の最低保証は存在しますが、院長にとってはあまり気分のいいものではないので注意が必要です。
通勤時間が伸びると幸福度が下がる
アメリカの研究によって、通勤時間と幸福度には深い関係があることがわかっています。
“幸せだと感じる通勤時間”は20分で、「通勤に1時間を要する人の場合、職場に歩いて通える人と同程度の満足度を得るためには、その人よりも40%多くお金を稼がなければならない」という研究結果がでています。
“40%も給料が上がって同程度”です。
また、通勤時間がゼロから22分になった場合の幸福度の低下を相殺するためには収入が3分の1増える必要があり、昇給を迫って上司を悩ますよりも職場の近くに引っ越せば同じくらい幸福度を増やすことができると断言しています。
職場への通勤時間は20分以内を目安にしましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回挙げたこと以外にも働いてからわかることはいっぱいありますから、既に勤務している先輩Drに話を聞いてみるのもいいと思います。
もちろん医院見学もとても大切になってきます。
何を見て、院長にどんな質問をするか。短時間で自分に合った勤務先を見つけなければいけないので事前の準備が必要です。
医院見学のポイントをまとめたものを貼っておきますので、よかったら参考にしてください。