歯科医師になって研修も終え、いよいよ本格的な歯科医師人生のスタート!!と燃えている皆さん。
やっとスタートラインに立った気持ちはどうですか?
緊張や、不安の入り混じった、なんとも言えない気分かもしれませんね。
そんな皆さんが医院に勤めて初めて何をするかわかりますか?
患者さんをたくさん任せられて、やったこともない処置を見よう見まねで行っていく。そう言った医院もあるでしょう。
しかし、大体の場合は、院長先生のアシスタントについて、院長先生の治療方針、治療方法を学んで実践してみるといった形が多いと思われます。
色々な歯科医院がありますから、自分がここで頑張っていこう!そう思った過去を信じて、その医院で何を学びたいのか、
どういった将来像に近づきたいのかという軸はぶれてはダメですよ!
それでは、新米歯科医師の登竜門、まずは一流アシスタントになりましょう!
目次
1、一流アシスタントを目指せ!
入社してすぐは、たいていの場合、院長先生や先輩ドクターのアシスタントから始まります。
どの世界でも見習いから始まるのは、至極当然のことではないでしょうか。
料理人の世界では何年も仕込みや下積みを積んで一人前になっていくものです。
1−1、頑張って成功する人
元AKB48総監督、高橋みなみさんは「努力は必ず報われる」と言いました。
みなさんお気付きと思いますが、100%報われる努力はないでしょう。
中には努力しても報われないと考える人もいるでしょう。
でも、高橋みなみさんは「必ず報われる」と言いました。
それは、彼女自身、積み重ねてきたものが報われた瞬間に出会えたからだと思います。
きっと、挫折や苦労も人一倍あったことでしょう。
しかし、そこで諦めない気持ち、努力を続ける気持ちこそが彼女を成功に導いたのではないでしょうか。
1−2、成功者はどう考えるのか
成功者はどう考えるか。
要は、「考え方」一つなのです。
成功者は「今ある現状」と「輝く未来」の二つの局面を見つめ続けるのです。
今の現状が厳しく、耐え難いものであっても決して目をそらさない。そして、必ず未来は明るいと信じ続けることです。
そのために、今何をすべきなのか、それを実行に移すか、ということなのです。
1−3、苦労を苦労と考えないこと
今ある現状が厳しいものである時、苦しく思うのが人というものです。
しかし、逆境に立ち向かうかどうかは人それぞれですよね。
捉え方によっては、気持ちの強い人ができることで私には真似できないと思ってしまうかもしれません。
そこで、逆境に立ち向かう未来の成功者は「苦労を苦労と考えない」のです。
苦労を未来の成功におけるサクセスストーリーと捉えるのです。
そうすると、今、目の前にある苦労に対して乗り越えてやろうという気力が増してきませんか?
絶対に成功したい、そうなりたい気持ちがあればサクセスストーリーも描いていけそうですね!
1−4、成功者につながる条件
つまり、将来、成功者になることができるのは、成功者につながる考え方を持っている人間に限られるということです。
考え方が間違っているのにもかかわらず、成功をおさめる人というのは、たいてい長くは続かないものです。
いわゆる、一発屋ということでしょうか。困難こそ成功への扉なのです。
下積みの時代は、未来の成功においてはチャンスです。この時代をどう過ごすかであなたの未来は決まってくるでしょう。
1−5、歯科医師にとっての下積み
歯科医師にとっての下積み時代とは何でしょうか。
それは、社会人1年目のアシスタントの時代です。
他の職種に比べ、歯科医師の下積み時代は短いと思います。
せいぜい1年といったところでしょうか。
歯科医師の歴も長くなれば、他の病院に転職しても、ベテラン扱いになります。
社会人1年目の過ごし方で成功への考え方ができるようになるかどうかが掛かっています。
いい加減に過ごしていては、いい加減な未来しかないでしょう。
1年目に一流のアシスタントになれた先生こそが、将来、輝く未来を手に入れることでしょう。
2、一流のアシスタントとは
一流のアシスタントとは一体どういうことでしょうか。
唾を吸うのが上手くて、患者さんを咽せさせないことが一流のアシスタントではありません。
一流のアシスタントにはもっと違う本質があるのです。
2−1、1年目歯科医師の現実
研修を終えた1年目の歯科医師が、歯科医院で働くようになった時、どのように周りから見られているか分かりますか?
若くて良い先生が来てくれた!
清潔感もあるし頼りになりそう!
ということは、微塵も思われていません。悔しいですが、これが現実でしょう。
どちらかと言うと、この先生は大丈夫?任せて良いのかな?というところからスタートです。
スタッフの皆さんは、あなたを疑っています。
正直に言えば、2、3年働いている歯科衛生士さんよりも綺麗に歯石は取れないだろうし、歯科助手さんよりもキビキビ動けるはずがないのです。
現実を受け止めましょう。あなたは疑われています。
2−2、1年目歯科医師がすべきこと
それは、スタッフ皆さんの信頼を得ることです。
単に、厳しい国家試験をくぐり抜けてきた知識をひけらかせ、というわけではありません。
何事も一生懸命やることです。
患者さん、スタッフへの挨拶、掃除や片付けなど、率先してやりましょう。
歯科医師だからしなくていい仕事なんて医院の中にはありません。
自分は歯科医師だからとあぐらをかいていては、勘違いドクターの出来上がりです。
いいですか、あなたは疑われ、試されているんです。
そんな人間が、横柄な態度では受け入れられ、信頼されるはずがないでしょう。
3、一流のアシスタントになるには
では、どのようにすれば一流のアシスタントになることができるのか。
先ほども言いましたが、完璧に唾を吸っている人が一流のアシスタントではありません。
治療がスムーズに進むように、3つのことが必要となります。
近い将来、自分でも治療を行っていくのですから、スタッフがアシスタントに付いた時にもしっかり教えてあげれるといいですよね。
3−1、知識
知識がなくては始まりません。
ある程度の知識は勉強してきたと思いますが、治療の流れは頭に入れておく必要があります。
医院によっては、1年目の先生がインプラントオペのアシスタントにつくこともあるでしょう。
そんな時に、次はどうするのか、器具の名前もわからない、ということでは務まりません。
その器具の使うタイミング、目的は事前に把握しておく必要があります。
3−2、察知力
察知力とは今目の前で起こっていることから、次にはこうなるだろうといった予想をする、察知することです。
治療はどんどん進んでいきます。大学病院の治療と違うことは、スピード感です。
アシスタントにもスピード感が求められます。
術者が次に使うものを察知して、用意しておくといいでしょう。
術者に言われて用意するのでは遅いです。
術者に言われると同時に出せる状態が、好ましいです。
察知力は鍛え方でグングン伸びます。術者の癖なども把握できてくるともっと伸びてきます。
常に考えながら行動してみましょう。
3−3、思いやり
アシスタントは結局は補助です。
メインは術者です。いや、患者様です。
術者が治療をスムーズに、より効率的に進むように補助しつつ、患者様が気持ち良く治療を受けていただくことがアシスタントの大切な役割です。
術者が治療しやすいように、患者様が不安なく気持ち良く治療を受けていただけるよう、思いやりを持って努めることです。
まとめ
アシスタントの方法は医院によって細かく違うところがあります。
その医院で自分が何を得たいのか、何のためにそこで働いているのかという軸がぶれてはいけません。
その医院の方針に沿って良いところをどんどん盗んでいきましょう!