こんにちは、歯科衛生士の麗子です。
突然ですが皆さん、次のようにイライラしたり、転職・退職で悩んだりしていませんか?
「もー!あの先輩嫌い!事ある度にグチグチグチ。もー嫌だ!︎辞めてやるー!!」
「院長が何を考えているのか解らない。」
「なんでいつも自分だけ言われなきゃならないの?」
「忙しい毎日でヘトヘト。他の仕事に転職しようかなぁ。」
「大丈夫だと思って就職したけど、やっぱり1日の就業時間が長かった。」
「えーっ?!隣の歯医者の方が給与が高い!なんで?!」
…などなど、悩んだ挙句に転職・退職を考えている歯科衛生士さんが非常に多いですよね。
歯科医院では、上下関係に気をつけ、先輩やドクター、院長と上手くコミュニけーションを取り、朝から晩まで同じ空間の中で長時間過ごさねばなりません。女性が多い職場ですので、尚更気苦労が絶えませんよね。
歯科医院の転職・退職理由の1番は結婚・出産で、2番目は人間関係と言われています。
今回は、歯科衛生士を転職・退職したいと思っているあなたに伝えたい17つのコトを皆さんにご紹介し、どんな歯科医院を選択すれば良いのかをご説明致します。
転職・退職を考え、院長先生や友達の歯科衛生士いに相談したいと思っている貴女にぴったりな内容となっていますので、是非参考にしてみてくだ
目次
1. 院長の考え方や方針と合わない場合
2. 他の仕事をやってみたい場合
3. 有給休暇が取れない場合
4. 通勤時間・就業時間が長い
5. セクハラ・パワハラですぐに退職したい!
6. 有給休暇の消化をとらせてくれない場合
7. 歯科医院就業規則に「退職は3ヶ月前に申し出る」と書かれてた場合
8. 退職させてくれない場合
9. 退職時の有給休暇の所得は可能か?
10. 有給休暇の計算方法
11. 退職日の決め方
12. 引き継ぎの方法
13. 退職届の書き方
14. 転職先の探し方
15. 転職先の決め方
16. 円満退職への道
17. まとめ
目次
1.院長の考え方や方針と合わない場合
「院長が何を考えているかわからない」
「何でいつも適当なんだろう?」
「もっとスタッフのことを考えてくれないかなぁ?」
「忙しいといつもイライラして困る!」
「院長の考えや行動についていけない」というのは歯科衛生士の不満の中で非常に多いですね。
まずは、自分が素直になり「自分は完璧でないのに、院長に完璧を求めてごめんなさい」と伝えることです。これは院長だけではなく、先輩や同僚も同じです。相手を変えることよりも、自分が変わることを優先してみましょう。
自分だって忙しい時はピリピリするもんですよね。
サトウ先生の言っていることは解るんですが、なかなか難しいですよー。
ずっと、転職 ⇒ 院長と考え方がやり方が違うから退職を考える・・・の繰り返しになってしまう。
相手に完璧を求めるのではなく、自分も完璧ではないから、許してあげようという気持ちを持つ事が大切なんだ。
ポイントは、まず、自分が変わってみることです。それでも、なかなか変わらない場合は、転職を考えましょう。
2.他の仕事をやってみたい場合
辛くても大丈夫なら、介護はこれからどんどん伸びますよ。
でも、ベッドの移動やトイレなど仕事は、ハードですよ〜。
麗子さん、楽して稼げる仕事なんて夜の仕事くらいしかありません。しかも、年齢が限定されるので、麗子さんではちょっと・・・
仕事の量ですね。これが辛くて大変だから転職を考えているならば、考え直したほうが良いでしょう。
仕事は、どんな職業でもそうですが、辛くて、大変な思いをして、努力した人が、輝いているわけであって、何も努力しない人は輝きません。
見学時に、先ほどのチェック項目の質問を行い、働いている人の顔色や、院長と接する時のスタッフの顔などを1日じっくり見ると、その歯科医院の状態がわかると思います。
でも、結局、お金だけを求めて就職した歯科衛生士さんで長く続けている話は、あんまり聞がないですね。
世の中って、厳しいのね。
地道に出世して、キャリアを積んで行くわ。
資格がある中でも、歯科衛生士の給与は依然として高い職業であると思います。
歯科衛生士の平均月収は25万円と言われており、年収は388万円程度と言われています。
基本的に、キャリアと能力がアップすることや勤続年数が増すことにより、給与が増えます。
この昇級金額は、歯科医院により様々です。
比較的ですが、大手法人の方がその後の昇級は高い傾向があります。
3.有給休暇が取れない場合
ほとんどの歯科医院は、ドクターが院長1人で、受付と歯科衛生士という少人数ですので、有給休暇をとりにくいという環境は、否めないと思います。その代わり、指定有給休暇で、年末やゴールデンウィークなどにまとめて休みを取るという方法を取っている個人歯科医院が多いと思います。
歯科医院の場合は、企業でいう小企業ばかりですので、自由に有給休暇をとることができないのが、現状です。
これは、歯科業界だけではなく、一般企業でも同じで、中小企業で、自分の好きなように有給休暇を取れるところは、少ないのが現状です。
自由に有給休暇をとって働きたいのなら、大手医療法人を選択する方が、懸命だと思います。
大手医療法人は、人員に余裕があり、ある程度余裕を持った経営が可能ですので、個人の病院に比べると比較的有給休暇も取りやすいですよ。
4.通勤時間・就業時間が長い
こっちは求人広告出して、面接の結果選んでいるんだから。
あーあ。また求人広告出さないといけないなぁ。
費用が倍になるなー。とほほほ。
都心の場合、通勤時間は1時間が限度ではないでしょうか?
田舎の場合は、自動車通勤ですので、1時間半が限度とお考えください。
上記内容にもあったように、雇う側は余計な出費、雇われれる側は、無駄な時間を過ごすことになりますので、1時間を超える通勤時間が、かかる就職はやめておきましょう。 初めは、大丈夫だと思っても後からやっぱりとなるとお互いに嫌な思いをしますね。
大学時代に通っていたから大丈夫だと思っても、大学と就職は違います。
就職をすると受身の大学生と比較して、自ら考えて行動しなければなりません。
これが大きな違いですね。通勤時間が長いとボディーブローのように効いてきて、最終的には退職につながる人が多くいます。
就業時間は週40時間の変形労働時間制が多いです。
そのため、1日の労働時間が10時間で、週4勤務で週休3日の歯科医院が増えています。
歯科医院の増加とともに診療時間を伸ばし、他歯科医院との差別化をはかる必要性があるからです。
時代の流れによるものですので、避けられない現象ですね。 では、診療時間が19時や18時の歯科医院は、他に専門性の高い治療技術を有している医院が多く、歯科衛生士さんに求める技術レベルや新しいことを覚える必要もあります。
就業時間は、時代の流れですので、しょうがない部分がありますね。
しかし、お子さんが生まれて遅くまで働くことができるかということにもなりますし、大変な時代になりました。お子さんが生まれてからは、訪問歯科のように17時などで上がることのできる職種も増えました。
さて、数多くの歯科医院の中から通勤時間や就業時間をクリアする歯科医院は、少ないかもしれません。しかし、この部分を妥協してしまうと、お互いにとって無駄な時間を過ごすことになりますので、十分な検討が必要です。
5.セクハラ・パワハラですぐに退職したい!
民法では、退職したい時には、2週間前に伝えれば止めることができます。これは、歯科衛生士に限ったことではありません。労働者であれば誰でも2週間で退職することができます。
でも、セクハラやパワハラで、相手の顔も見たくないといった場合もあると思います。そのような場合はどうすればよいのでしょうか?
期間の定めのある労働契約の場合、やむを得ない理由がある場合は、即時に退職できる。とあり、セクハラ・パワハラは、これにあたるそうです。
期間の定めのない労働契約の場合、即時退職を定めた法律上の規定はありません。
しかし、心身に危害が及びそうな時は、緊急避難や公序良俗といった法律の一般原則より、認められるそうです。
このような場合は、自分一人で悩まずに、法テラス(http://www.houterasu.or.jp)のような日本司法支援センターのような、国が設立した法的トラブル解決の無料法律相談に相談されることをお勧めします。
いずれにしても、突然辞めることにより困るのは、歯科医院に残された仲間と患者さんです。
きちんと法律家に相談して、迷惑を周りにかけないようにして、退職したいですね。
6.有給休暇の消化をとらせてくれない場合
こちらの有給休暇消化は、少し難しい問題があります。有給休暇は、歯科医院側にも断る権利があるんです。
有給休暇は、就職してから6ヶ月経過後に10日間付与されて、もし有給休暇を消化しなかった場合には、2年後に消滅してしまいます。1年ごとに有給休暇が発生しますが、2年後には、消滅します。有給休暇は、受け取る給与を減額されることなく、休むことができるので、非常に働く側にとって、良い制度ですが、休まれることによって正常な業務を行うことができないと判断した場合、時期変更権と言って、所得する日をずらすことができます。
歯科医院によっては、就業規則に有給休暇の申請は1ヶ月前までにと記載がある場合は、守る必要があります。つまり、2週間後に辞めます。明日から残りの有給休暇を消化しますのでもう来ませんというのは、なかなか通じないということです。もし、それでも強行的に有給休暇をとった場合は、損害賠償を請求される場合があるので注意しましょう。
7.歯科医院就業規則に「退職は3ヶ月前に申し出る」と書かれてた場合
民法では、2週間となっているが、就業規則には、業務に差し支えないように、3ヶ月前に申し出ると書かれていた場合、どちらが正しいのか?難しい判断になります。
歯科医師や歯科衛生士と言った職業は、普通職とは違い、患者さんを扱いますので、職業としての重みは、非常に大きいと考えられます。これは医者や看護師も同じです。そのため、通常の職業よりも資格手当などの重みがあります。このため、民法では2週間となっていても、職業の性質上、就業規則での記載を尊重する部分も否めないです。
裁判になった時に、どちらに転ぶのかは、難しい判断になりますので、就業規則での記載も尊重しつつ、最終的には民法での2週間をどう判断するかになります。
歯科衛生士という職業をどのように考えるかになりますが、胸を張って歯科衛生士を誇るのなら、患者さんに迷惑をかけずに、周りのスタッフにも引き継ぎを行って、退職したいものですね。
8.退職させてくれない場合
次の人が見つかるまで、働いて欲しい。今辞められると困るから、来年まで待って欲しい。などなど退職をなかなかさせてくれない場合が、結構あります。常識の範囲内で考えると3ヶ月くらいが、目安となると思うのですが、退職を認めてもらえない場合、まずは退職願を出し、その後に退職届を出すという手順を踏んでみると良いのではと思います。
基本的に退職は、働く側の権利であり、院長やお局が決めるものではありません。突然、歯科医院を休んだりするのではなく、患者さんの引き継ぎを行い、退職の手順を踏んでやめるのが1番かと思います。
それでも早期に退職したい場合は、円満退職とはならない場合が多いですので注意しましょう。
9.退職時の有給休暇の所得は可能か?
退職時に有給休暇の所得をまとめてとりたいが、そんなに一気にとって問題ないのか?歯科医院に迷惑がかからないのか?引き継ぎも行わないで有給休暇を取れるのか?などなど退職時に有給休暇を所得するのかが可能かどうかは、非常にみなさん不安に思うところだと思います。
退職時の有給休暇ですが、基本的に問題ありません。退職いかんにとらわれず、有給休暇は、必ず取得することができます。これは法律で定められており、働く人の権利となります。その代わり出勤率80%という壁をクリアしておかないといけません。これをクリアしていない場合は、有給休暇はとれません。
10.有給休暇の計算方法
自分の有給休暇が、何日残っているのか?を把握している方は、本当に少ないです。自分が休める日なんですが、退職近くなって数え始めるのが関の山です。
採用した日から6ヶ月と1日目より、1年間に10日付与されます。80%を超える出勤率でないと有給休暇は、とれませんのでご注意ください。また、2年後に消滅しますので、頭の中に入れておいてください。
ではでは、実際に計算して出してみましょう。
2015年4月1日入社
2015年10月1日有給休暇10日付与
2016年10月1日有給休暇11日付与
2017年11月1日有給休暇12日付与
2017年11月1日退職予定
現在まで、1日も有給休暇をとったことがなかった場合、全部で33日有給休暇がありますが、その内の10日は2017年10月1日で2年経っていますので、自動消滅します。そのため、残りの有給休暇は、22日となります。
年数 | 6ヶ月 | 1年6ヶ月 | 2年6ヶ月 | 3年6ヶ月 | 4年6ヶ月 | 5年6ヶ月 | 6年6ヶ月 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
日数 | 10日 | 11日 | 12日 | 14日 | 16日 | 18日 | 20日 |
11.退職日の決め方
おーっし、有給休暇の日数も計算したし、◯月◯日に退職しよう!と自分の都合だけを考えて退職日を決める方がいます。これではあまりに社会人として、歯科衛生士として配慮がありません。そう!何か忘れていませんか?そう!引き継ぎです。急に辞めれば、予約の入っている患者さんは、誰が見るのでしょうか?ドクターは、他に予約が入っていますし、他の歯科衛生士さんも自分の患者さんが入っています。1番困るのは、患者さんですね。
退職する際、院長は、有給休暇の時季変更権を行使することができません。なぜなら、退職日よりも後にずらすことができないからです。そのため、歯科医院側とよく相談して、引き継ぎ期間+有給休暇で退職日を決めましょう。
突然「私辞めますので有給消化で、明日から来ません。」これをしてしまうと1番困ってしまうのは、患者さんです。我々は、患者さんがいらしてくれるので、お給料が出て、ご飯が食べれます。患者さんを困らせるようなことは慎みましょう。
12.引き継ぎの方法
引き継ぎは、これまでの自分の担当している患者さんのカルテを準備しましょう。
- 現在の状態(3ヶ月リコール中)
- 注意事項(親知らずが腫れやすい、C0の虫歯がある)
- 患者さんの特徴(話しやすい、静か)
- 引き継ぎ患者リストをまとめる。(自分→鈴木さん)
上記の3点をポストイットなどに記入して、カルテに貼ってあげると、非常に便利です。引き継ぎ患者リストは、患者名・カルテ番号・次回来院日・誰へ引き継ぐかを1行ごとに記入してあると便利ですね。
13.退職届の書き方
退職届は、退職日を歯科医院側と相談して、決まったら、記入しましょう。
特に決まった書き方があるわけでもなく、一般的な退職届の書き方になります。
◯歯科医院 院長◯◯様
退職届
この度、一身上の都合により、◯◯年◯◯月◯◯日をもちまして退職させていただきます。◯◯年◯◯月◯◯日 渋谷花子 印
こんな感じになります。
封筒や用紙は、柄の入っているものやカラフルなものを避けて、白いものを選択しましょう。
14.転職先の探し方
さあー、転職ですが、まず、現在の歯科医院で何が不満で退職したのか?を明確にしておきましょう。ここが明確になっていないとまた同じミスを繰り返してしまいます。
- 通勤時間
- 給与が少ない。
- 評価が低い。
- 条件と違う。
- 有給休暇が取れない。
- 対人関係
- 恋愛関係
それぞれ、自分は何に不満を持っていたのでしょうか?ここの部分を忘れて、条件面だけで就職先を決めてしまうとトラブルの元になります。
転職先の探し方ですが、現在はインターネットを利用した転職サイトで探される方がほとんどですので、こちらの記事を参考にしてください。 歯科衛生士の求人サイトってどれがおすすめ?徹底比較してもらいました!
15.転職先の決め方
転職先を決める際には、以下のことを決めて探しましょう。
1. 距離
60分以内。これ以上は時間の無駄になりますし、できれば30分以内の方が長く続くでしょう。
2. 給与
いくら欲しいのか?よく人のスキルと相談して決める。高い給与を要求するには、相手も高いスキルを求めます。決して、低いスキルで高い給与を払う歯科医院はありませんし、もし、自分のレベル以上に給与をもらうなら、それなりの努力をしなければならいと考えてください。若い年齢での1万円の差は、大した額ではありません。それよりも、その歯科医院で、何を学べるか?何を成長できるのか?が重要だと考えてください。
3. 評価
評価制度が整っているところは少なく、それこそ大手医療法人くらいかもです。しかし、全員が満足出来る評価制度はなく。院長の私的な意見が入ることは、人間である以上、必ずありますので、そこの部分は、想定内だと思っていた方が損しないです。
4. 条件
社会保険・厚生年金は、大手医療法人は完備している所が多いが、通常の個人歯科医院では、完備していていない場合がほとんどである。他には、セミナー補助とかになるが、前もって確認を怠らないようにしましょう。
5. 有給休暇
これは、見学した際にユニットの数と営業日とスタッフ人数を確認しましょう。そうこれが少なければ有給休暇が取りにくいですし、逆に余っていればボーナスなどは、少ない可能性がありますので、一長一短です。
6.対人関係
こちら退職理由の中で、最も多いないようになります。職場の中には、お局さんや一人や二人の気が合わない人がいるものです。自分に置き換えても全員とうまくやっていける自信はないと思います。そこでアドバイスとしては、そういう人がいると思って就職することです。気が合って、みんな優しくて、息の合った職場というのは、少なく、みんなで築き上げるという気持ちの方が重要でしょう。
7. 恋愛関係
院内恋愛ですが、意外に多いのも事実です。院内でのドクターとの恋愛がうまくいけば良いのですが、なかなかうまくいかない場合は、退職につながる場合ほとんどです。初めから院内恋愛はしないという強い気持ちを持つことも重要です。なぜなら、、世界に男性は35億人いるからです。
以上のような内容を決めておいて、そこから探すのが転職を成功させる方法になります。
闇雲に次の歯科医院を探して就職しても、また、退職・転職を繰り返すことになりますので気をつけて下さい。
16.円満退職への道
退職を決意して、院長先生と話し、退職日が決まり、引き継ぎを行い、有給休暇を所得し、退職となります。では、ここから円満退職への道標を、皆さんにお伝えしたいと思います。誰しもが円満退社を望んでおり、院長や他のスタッフと喧嘩別れしたいと思っていないと思います。ではどうやって円満退社へ向かえば良いのかをお伝えします。
Step1. 3ヶ月、退職の意思が変わらないことを確認する
退職したいと思った時に、すぐに行動を起こすのではなく、なぜ、そうなったのかを明確にして、その理由が、自己中心的でなく、環境や周りや歯科医院のせいではないことを確認しましょう。これ、自分が成長しないのは、周りのせいだ!院長のせいだ!他の方が給与が高くないからといった理由で退職するとまた同じ理由で次も退職することになります。
Step2. 院長に退職の相談
院長と相談する際は、退職をさせていただきたいと相談するのではなく、私は、こうこうこういう理由で退職を考えているのですがと相談をすることがポイントになります。そして、1ヶ月後に相談アポイントをもう一度とることを忘れないでください。必ず次回のアポイントを取り、そのままにせずにスケジュールを明確化することです。
Step3. 1ヶ月後 退職願いを提出
1ヶ月後に、退職の意思が変わらなければ、院長に退職願いを提出して、退職日を相談します。退職日を相談する際は、前もって有給休暇の日数も計算しておきましょう。引き継ぎ期間は、自分の持ち患者数や仕事内容で変わりますが、およそ1から2ヶ月くらいが目安になります。有給休暇の期間も考えると3ヶ月後に退職となるのが、ベストかもしれません。
Step4. 引き継ぎ
引き継ぎは13.引き継ぎの方法を参考にしてください。後から、この引き継ぎ表いい加減じゃない?と言われるような引き継ぎ表にはしたくないですね。また、患者さんには、できれば一人一人挨拶をして、後任を紹介したいですね。引き継ぎで、その人の人格がわかりますよね。
Step5. 有給休暇
有給休暇は、その名の通り、給与があって休むことができます。ということは、働いていないあなたの給与分を、他のスタッフやドクターが稼いでいることになります。みんながいてくれるから有給休暇をとることができます。そこに感謝して、有給休暇を過ごす必要があるのです。労働者の権利だから有給休暇を取って当たり前と考えるのか?感謝して有給休暇をとるのか?では、次の職場に行った時に、周りから見られるあなたの姿が、外面は同じでも、内面は違って見えるでしょう。
Step6. 退職日
いよいよ退職日ですね。退職日には、誰しもが惜しまれつつ歯科医院を去りたいと思いますよね。送別会を行ってもらったり、手紙や写真をもらい、感謝されて、歯科医院を退職したいですね。では、どうすれば良いのかは、今まで書いてきた内容をきちんと実行して、退職日を迎えることです。
まとめ
歯科衛生士の離職率は、非常に高いです。これは、何より歯科界に問題があるのだと思います。
しかし、この歯科界を変えることができるのは、歯科衛生士だけです。
みんなで良い職場を築き上げましょう。歯科衛生士1人1人が、歯科界の未来を変えていけるといいですね。