「医院見学ってなにを見れば良いのかよくわからない」「自分に合った医院ってどうやってみつければいいの?」来年度の就職先を決める時期が近づき、医院見学や就活フェスに参加してみたものの何を見て、何を質問すれば自分に合った医院が見つかるのかわからず、なんとなく雰囲気と直感で良さそうという理由で就職先を決めようとしていませんか??
【最初の3年でその後の歯科医師人生が決まる】と言われるほど初めの3年をどう過ごすかが重要になってきます。研修医のみなさんには是非、自分に合った就職先を見つけて輝かしい歯科医師人生を歩んで頂きたいと思います。
そこで今回は教育に力を入れている【学べる歯科医院】を見つけるための医院見学での6つのポイントをご紹介します!
1、朝礼に参加する!
朝礼は一日の診療の始まりです。その病院では朝に何を確認しているのかを見るようにしましょう。
売り上げ、来院数、初診数、キャンセル率、雑費等をスタッフで共有してますか?
スタッフの参加する姿勢からも雰囲気の良い病院かどうか分かるかもしれません。
毎朝の業務としてこなすのではなく、積極的に参加する姿勢がみられる歯科医院は良いと思いますよ。
2、トイレをチェックする
良い病院は必ず院内美化が行き届いています。
一番分かりやすいのが病院のトイレですので一度チェックしてみましょう。
医院は治療のステージです。きれいなところからしか良いパフォーマンスは生まれません。
3、理念、目標を聞いてみよう
見学先の病院がどんなゴールに向かって日々診療に励んでいるのか聞いてみましょう。
それがその病院の基本的な理念となります。
共感できて、なおかつ具体的なものだと良いですね。
売り上げももちろん大切ですが、目標や理念のベクトルが自己ではなく患者さんやスタッフを幸せにするという他人へ向いているというのもとても大切なことだと思います。
4、患者層、自費率、担当医制かを聞く
義歯、小児、審美もしくは全般型なのか、患者層の割合を聞いて病院の特色を理解しましょう。
自費率によって、保険をベースにまわしていくタイプか、しっかり時間を取って診療するタイプかがある程度わかります。
担当医制の医院がオススメです。毎回担当医が変わってしまうと、治療の経過も追えませんし、なにより患者さんとのラポール形成も困難になってしまいます。
自分が担当した患者を責任を持って診ていくことが成長には不可欠です。
自分が担当になった患者さんの治療を、どういう形でチェックしてもらえるのかを院長に是非聞いてみてください。
5、先輩Drに質問する
入社2、3年目の先輩ドクターには、院長に聞きづらいことも聞きやすいと思います。
教育、指導体制はどういうものなのか、自分の勉強したい分野があれば、その分野についても勉強できるか聞いてみましょう。
開業医のもとで働くことに少し不安があるという方は、院長と自分との間に話しやすい先輩ドクターがいる歯科医院を選ぶのも一つのポイントになりますよ!
6、とにかく院長の診療を見る
あとは時間の許す限り院長の治療を見学しましょう。
治療についてわからなければどんどん質問して、院長がどんな考えで治療をしているのか聞きましょう。
「この院長についていきたい!」と思える院長に出会えれば、就職先を決める大きなポイントになると思います。
院長に「先生は初めて就職するときなにを決め手にしましたか?」と聞いてみても良いかもしれません。
いかがだったでしょうか。それぞれ就職先を決める上で重点を置くポイントは違うと思います。
自分がどういう職場で働きたいのかをより具体的にイメージして、そのためにはどういう職場が理想となるのかを考え、見学を通して照らし合わせていきましょう。