あなたは自分の笑顔に自信がありますか?にっこりと笑ったときに、綺麗に並んだ美しい歯並びが見えると、とても清潔で素敵に見えますよね。
でも、中には自分の歯並びが気になって、人前で思いっきり笑顔になるのをためらってしまう人も…。
歯並びは人の第一印象を決める重要なポイントの一つ。
大人になってからでも十分改善は可能なんです!
患者様の中にも、歯並びが悪いことがコンプレックスで長年悩んでいる方が何人もいらっしゃいました。
それに、歯並びは見た目の印象だけでなく、骨や体のバランス、話し方などの身体的な部分への影響と、そこから引き起こされる精神的な影響なども懸念されているんです。
「歯並びが良くなればいいな」「歯並びを良くしたいな」など、歯並びについての悩みを漠然と持っている人はいるものの、いざ『歯列矯正』を行うとなればどんなことをするのか、費用や期間はどのくらいかかるのかなど、わからないことだらけで断念してしまったという人も少数なくありません。
「歯並びを良くしたい!」踏みとどまる理由は?
- 治療法がわからない
- 費用面で心配
- 矯正器具をつけることに抵抗がある
だからこそ、人にはなかなか勧めづらいのかもしれないね。
歯並びが悪い状態で放置すると、体にどのような影響が出てくるのでしょうか?
- 見た目の影響
- 発音
- 顔・顎の骨への影響
- 体のバランス
- 心理的影響
なんらかの慢性的な症状に長期間悩まされている人や心身的に思い当たることがある人は、もしかしたら歯並びが悪影響をもたらしているのかもしれません。
歯並びを改善すれば、人とのコミュニケーションにも自信が出て、笑顔でいるのが楽しくなるはず!
そこで今回は、歯並びの改善方法や綺麗な歯並びが与える様々な効果についてご紹介していきます!
歯並びを改善することで得られる影響とは
まずは、歯並びが悪いことで体に及ぼす影響をご紹介していきましょう。
【歯並びが悪い状態のまま放っておくデメリット】
- 見た目や精神面への影響
歯並びが悪いことで起こる最も大きな要因の一つ。笑顔に自信が持てなくなったり、人と話すことや思い切り笑うことに抵抗を感じてしまい、やがてそれが精神面に大きく関係したり、コミュニケーションや人との接し方にも影響を及ぼす場合も。
- 虫歯になりやすい
歯磨きの際に歯と歯の間の汚れを十分に除去することができず、虫歯や歯周病の原因となってしまう。
- 歯の寿命が縮む
虫歯や歯周病になりやすいということは、歯を支える歯茎や骨にも負担が。特に歯周病が進みやすく歯の寿命が大きく縮んでしまうこともまってしまう。
- 発音への影響
とくに、開咬といって、上下の歯が重ならない方の場合、歯と歯の間から空気が漏れ、はっきりとした発音やきれいな発音がむずかしいことが多いですくなる。滑舌が悪いと、相手が聞き取りにくく感じることもありいなど、人との会話に支障が生じやすいでする。
- 顔・顎の骨への影響
噛み合わせが悪くなり、顔や顎の骨に負担がかかる。長年放っておくと、やがて顎関節症や顔の骨の異常などが引き起こされる場合も。
- その他の身体的影響
長年歯並びが悪い状態が続くと体の歪みが悪化し、偏頭痛や肩こり、腰痛、むくみなど、一見歯と関係のなさそうな部分にまで影響が出ることも。
それでは逆に、歯並びが良い状態だと体や心にもたらす影響はどのようなもの?
【歯並びが良いことのメリット】
- 姿勢が良くなる
歯並びやが良くなることで噛み合わせがよくなることで正常になり、歪みが解消されたり重心のバランスが取れ、自然と姿勢が良くなる。
- 虫歯・歯周病予防につながる
歯磨きの際に磨き残しが少なくなり歯磨きがしやすくなるため、虫歯や歯周病の原因を減らすことができる。歯の寿命も延びる。
- 滑舌が良くなる、はっきりとした発音が出来るようになる
歯並びが整うことで発音がしやすく、美しい話し方や聞き取りやすい話し方になる。
- 食べ物の消化・吸収効率が上がる
歯並びが良いと食べ物の咀嚼が効率的になり、胃腸に負担がかからず効率良く栄養を吸収できる。
- 運動能力が上がる
歯並びが良いと、奥歯を噛み締めた時に均等に力が加わり、普段運動や作業をする時に力が入りやすくなり、運動効率や能力が上がったり力が出やすくなる。
- 歯ぎしりの改善
寝ている間に無意識に噛み合わせを調整しようとして起こる歯ぎしり。歯並びを改善することで歯ぎしりなどの就寝中のトラブルが防げる。
- 体や骨にかかる負担の軽減
- 噛み合わせの正常化
- 健康面・精神面でのメリットがある
など、私たちの生活や健康にさまざまな良い影響があると考えられますね。
日本は歯列矯正後進国?日本人の歯並びに対する意識の低さが明らかに!
ここで、諸外国と日本の歯列矯正への意識の違いが明らかになった興味深いデータをご紹介します。
東京・ニューヨーク・上海において、歯並びや歯列矯正についての調査を行ったところ、「(もともと)歯並びが良くない」人の割合は3都市とも約60%〜70%と高い割合であるにもかかわらず、矯正治療率に関してはニューヨークが50.0%、上海が23.8%に対し、東京は21.3%と最も低い結果が出ています。
あなたはどのタイプ?こんなにある!歯並びの種類
一般的に歯並びと言っても、その種類はたくさんあるんです。歯並びのタイプによって体に起こる症状は様々で、歯列矯正の必要性や治療方法も違ってくるのです。あなたの歯並びはどのタイプでしょうか?
- 下顎前突(かがくぜんとつ/受け口)、反対咬合(はんたいこうごう)
下前歯が前に出た状態の歯並び。
一般に「受け口」とも呼ばれる状態のこと。
- 上顎前突(じょうがくぜんとつ/出っ歯)
下の歯に比べて前歯だけが前に飛び出している状態の歯並び。
歯だけが出ている状態と、上顎の歯ぐきも一緒に突き出ている状態がある。
- 叢生(そうせい/でこぼこ)
デコボコに生えている歯並び。
犬歯が前に突出した「八重歯」も叢生のひとつ。
- 過蓋咬合(かがいこうごう)
歯を閉じた時に下の前歯が見えないほど前歯のかみ合わせが深い状態の歯並び。
- 開咬(かいこう)
奥歯をかみ合わせた時に、前歯だけが噛み合わず常に前歯があいた状態の歯並び。
- 空隙歯列(くうげきしれつ/すきっ歯)
歯と歯の間に隙間がある歯並びで、一般的に「すきっ歯」と呼ばれる状態。
前歯にすき間があるタイプや歯全体に隙間があるタイプなど様々。
その人にあった最適な方法で治療することが、正しい歯列矯正の第一歩ですね
歯列矯正はライフスタイルに合った方法が選べる!
【一般的な歯列矯正の治療法4つ】
- 金属ブラケット
メタルブラケット、マルチブラケットとも呼ばれる一般的な矯正方法。歯の表側に金属のブラケットを装着し、ワイヤーで固定します。丈夫で比較的低額なことがメリット。
- 審美ブラケット
透明や白色のブラケットを使用した矯正方法。見た目に目立ちにくいことや使っている材料によってはアレルギー体質の人でも使用できる。金属製に比べて費用がやや高額に。
- 裏側矯正
歯の裏側にブラケットを装着する方法で、見た目には矯正器具が見えないというメリットが。特殊な技術が必要なため行える歯科医比較的少なく、費用が高額。
- マウスピース
プラスチック製の透明な器具を装着する矯正方法。目立たず自分で取り外しができることがメリット。長時間の装着時間が決められており、時間を守らないと思うような治療の結果が得られないことも。
【気になる歯列矯正の治療内容や費用は・・・?】
このほかにも様々な種類があり、かかる費用も様々。自分の歯並びの状態とライフスタイルを十分考慮して決める必要があります。
<歯列矯正のデメリット>
・治療が終わるまでの比較的長期間、生活に不自由を感じることもある
・装着や治療に痛みを伴う場合もある
・固いものが一時的に噛めなくなる、食べ物に制限出る
大きな健康被害は報告されていませんが、やはり実際に矯正治療を行っている間の生活に不便を感じることが、一番のデメリットと言えるでしょう。
あなたは大丈夫?歯並びが悪くなる原因
歯並びが悪くなる原因は、一概には言えません。普段の何気ない癖や習慣からくることもあれば、遺伝的な要素からも歯並びが悪化してしまうこともあるよう。
【歯並びが悪くなる原因はコレだ!】
・生活習慣や食生活
昔よりも比較的柔らかいものを多く食べる現代の習慣から、咀嚼の回数が減り、顎が小さくなることで歯並びが悪くなる。
・遺伝
永久歯の有無や歯の数、生え方など、遺伝的な原因が歯並び悪化につながることも。
・習慣や癖によるもの
普段の姿勢や癖など、毎日少しずつ続けてしまうことで歯並びが悪化する原因に。
顎を突き出して立つような姿勢
ほおづえをつく
横向きに寝る
口を開けたままになる
・噛み合わせ
特定の歯やどちらか片方の噛み合わせが悪いと、歯に均等に力が加わらず歯並びが悪くなってくる。
歯並びに悩んでいるなら先ずは歯医者さんに相談してみて!きっと最適な治療法やアドバイスをもらえるはず!