歯科衛生士の転職は、他の業界に比べ採用率がとても高く、採用になりやすいと言われています。
しかし、社会人として当たり前のことが、当たり前にできていないと面接で落とされてしまいますので、しっかりと面接の対策をしましょう。
特に、人気あるクリニックや大手医療法人を狙っている場合や、条件のいい求人の面接の場合は、面接の対策が非常に重要になってきます。
目次
面接前に気を付けるポイント
歯科衛生士の面接で決まって聞かれる質問とテーマの対策
1.1 志望動機
1.2 退職/転職理由
1.3 歯科衛生士としての仕事観
1.4 実務経験
1.5 勤務開始時期
1.6 質問:最後に質問や確認すること
面接必勝マニュアルまとめ
とても重要!面接前に気を付けるポイント時間厳守服装、身なり、お化粧待っている時の姿勢・態度
時間厳守
時間厳守は社会人としての当然のマナーです。
歯科衛生士とて同じです。
時間10分前には必ず到着するようにしましょう。そして、遅れる時は電話連絡をします。
到着したら受付で名前を名乗り、面接に来たことを伝えて「ご担当の○○様をお願いいたします」と目的をハキハキと伝えましょう。
遅刻したくない気持ちから、面接の時間よりもずいぶん早くに到着する方もいますが、担当者が面接の用意をしながら、対応しなければならない状況になります。
早く着きすぎてしまった場合は、近隣で時間を潰しましょう。
面接の場所がわからないと、時間ギリギリで電話して確認する人がいますが、時間通りに目的地に到着もマナーの一つです。
事前にネットで地図などで場所をしっかり確認しておきましょう。
服装
服装・・・清潔な印象を大切です。ベーシックなスーツを着ていきましょう。清潔感が大切です。
靴・・・かかとがある黒パンプスが良いです。
アクセサリー・・・派手な物、ブランド品などたくさんつけるなどは厳禁です。
化粧・・・ナチュラルメイクが基本で、明るく健康な印象になるように心がけましょう。
マニュキュア、ネール・・・職業上NGですね、良く思われませんので事前に取っておくが原則です。
髪型・・・長い髪はまとめます。前髪が長いのも職業上よくありません。
また派手なカラーリングの場合はトーンダウンしましょう。(美容室で相談してみましょう、また規制がある医療法人も多いです)
待っている時の姿勢・態度
面接に行くと、担当者が来るまで会議室や待合室などで待たされることも少なくありません。
待っている間も気を抜かず、マイナスな印象を与えないようにすることが大切です。
最初の挨拶やしぐさや態度、声の大きさななど1番採用担当者が重視していると言われています。
面接官だけでなく受付含め第一印象がとても大切ということです。
担当者が会議室や待合室に入ってきたら、すぐに起立して、相手の目を見て挨拶をしてから名前をハキハキと伝えましょう。
顔や目が担当者のほうを向いていなかったり、声が小さいと、やる気や元気のなさを疑われてしまいます。
面接官以外に会ったり、話しかけられることもありますが、分け隔てなく明るく元気に応対するようにしましょう。
みんながあなたに注目していますので「見られている」を意識することが大切です。
3. 歯科衛生士の面接で決まって聞かれる質問とテーマの対策
志望動機:なぜ当院に応募したのか?
これまでの退職/転職理由
仕事観:歯科衛生士になった理由
実務経験:看護師としての経歴
勤務開始時期:いつから働きたいか?
質問:最後に質問はないか?
志望動機
志望動機は、応募先についての情報リサーチをしっかりと行い、そこでどんなことがしたいのか、どんなところに魅力を感じて応募したのか、どんな貢献をしていきたいのかを具体的に答えると良いでしょう。
こんな志望動機ではダメです。
–何も調べていない(やる気がないとみなされます)
–勉強したいから(企業は学校ではありません。スキルアップよりも働く意欲)
–待遇がいいから(ウチより待遇がいいところがあったら辞めちゃうの?と思われます)
–志望動機が漠然としすぎている(面接の準備が全くできていない)
–家から近いから(近ければどこでもいいのかと思われます)
上から目線な発言(アピールも大切ですが、エスカレートしすぎない)
退職/転職理由
面接官や院長はなぜ退職理由を聞くのかを考えると、言ってはならない内容がわかってきます。
面接官が応募者に対してチェックしているのは以下の点です。
–周りの人と良い関係を保ちながらチームの一員として仕事ができるか?
–すぐにやめてしまわないか?
–すぐ人のせいにしたり、不平不満を言いがちな性格でないか?
–仕事に対して、甘い考えをもっていないか?
これらを面接担当者が事前にチェックする目的で、退職理由が聞かれますので、前職場のネガティブなことや愚痴になってしまうようなことは極力言わずに、やむを得ない理由をあげましょう。
仕事観:歯科衛生士になった理由
医業という特殊な職業なので、仕事観はよく聞かれます。
仕事観で聞かれるのは、「なぜ歯科衛生士になりたかったのか」とか、「歯科衛生士として大切にしていることは何か?」です。
これらの質問を通して、あなたの歯科衛生士師という仕事に対する考え方や信念を見ています。
「なぜ歯科衛生士になりたかったのか」は、きっかけを簡単に答えましょう。
大きなことを言う必要はなく、本当のことを話せばいいです。
ポイントは、そこから話を膨らませ、歯科衛生士の職務を進めてきた過程で努力したことや苦労したこと、辛かったことを話し、それに対しあなたがどのように立ち向かって解決してきたかを話すことです。
「歯科衛生士として大切にしていることは何か?」については、あなたが今まで病院のスタッフや患者さんと向き合ってきた結果どう思ったのか、具体的なエピソードをまじえながら話すようにするといいでしょう。
実務経験
前職での仕事内容がおもに聞かれます。キャリアが長い場合は、前職だけでなく、今まで経験したことについて聞かれますので、あらかじめ、仕事でやってきたことや、できることを質問されたら答えられるように経歴書などにまとめておきましょう。
今までの仕事の成果、職場で果たしてきた役割、学んだことを具体的に話しましょう。
前の職場がどれくらいの規模の医院で働いてきたのかも答えれるとよりいいです。
(1日の患者数や売上規模)
勤務開始時期
勤務開始時期は最後に聞かれることが多いです。
退職している人は、勤務が開始できる希望日を伝えます。
現在はほかで働いている場合は退職時期を伝えます。
勤務開始時期の目安は、内定が出てから約1か月後ぐらいです。
質問:最後に質問はないか
「最後に何か質問はないですか?」と聞かれます。
質問するとしたら、業務に関連することを質問しましょう。
事前に聞いておきたいことをまとめておくとスムーズです。
待遇や福利厚生の充実度、院内の人間関係ばかりを聞くのはあまり良くありません。
仕事の目的意識や仕事観が問われます。
すぐに「特にありません」と答えてしまうのは、入社したい意欲が足りないのではと判断されますので、少なくとも2問ほど質問は準備しておきましょう。
歯科衛生士面接必勝!トラの巻まとめ
一般的な歯科衛生士師の面接について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?面接は面接官や院長がどういう人を採用したいのかを考えることが大切です。
「なぜこの質問をされるのだろうか?」と考えると、どんな人を採用したいのかがわかってきます。
でも、なかなか自分をうまくアピールできない人も少なくないですよね。周りの人にとっては長所と言えるのに、それが自分では普通なので、自分の良さに気がついていなくて損をしている人も多いです。
まず最初に自分を知ることも大切です。自分の長所と短所を人に言えるようにしておくことも大切です。
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