オールオン4で成功する人・失敗する人

インプラントと言っても色々種類がありますし、1本だけインプラントする人もいれば複数本のインプラントを考えている人もいます。と、このように色々なインプラントがあるのですが、その中にオールオン4(フォー)といったものがあります。インプラントについて調べているのであれば、言葉を聞いたことはあるでしょう。

しかし、言葉だけは知っているけど、どんなことをするのか分からないのが本当のところではないでしょうか。そこで、ここではインプラント治療の1つであるオールオン4についてメリットやデメリットを紹介しながら、詳しくお話していきたいと思います。

①オールオン4って何?

 

インプラント治療のオールオン4とはAll-on-4をカタカナで表記したもので、医学用語になります。歯を失った場合、選択肢としては入れ歯、ブリッジ、インプラントになりますが、例えば自分の歯が全く無い、あるいはほとんどない場合はどうでしょう。選択肢としては、総入れ歯を選択する人がほとんどだと思いますが、中にはどうしても入れ歯が合わなかったり、話辛かったりする人もいますよね。ただ、従来のインプラント治療を行うとなると手術回数が増えて体への負担も多くなるし、何より費用が莫大にかかってしまいます。

そんな人におすすめなのがオールオン4です。4本のインプラント体をバランスを考えて骨に埋め込むことによって、その日に固定式の仮歯を入れることができるため、帰ってすぐに食事をとることも可能です。審美的に美しくなる上に、入院する必要もないし、体への負担が減ります。又、6本のインプラント体を埋め込むものをオールオン6と呼びます。

一昔前までは、総入れ歯の場合、インプラント体を10本から14本埋め込まないといけませんでしたが、これだと手術時間も長くなるし、術後の腫れもひどく、体への負担も大きくて費用もバカになりませんでした。しかし、最近の研究では日常生活を送る上で必要最低限の本数(片顎12本)に必要なインプラントは4~6本で大丈夫なことが分かり、オールオン4が生まれたのです。この方法ができたおかげで、手術時間は短縮され、体への負担も減り、何より費用を抑えることができるようになりました。

また、今までは骨が薄い場合インプラント治療自体ができなかったり、骨を移植するなどしないとインプラント治療を行えなかったのが、オールオン4では移植手術なしでインプラント治療を可能にしてしまったんです。埋め込むインプラント体の本数は骨の状態をチェックし、CT撮影をすることで、必要な本数を決定していきます。手術したその日に仮歯が入るのも嬉しいですよね。
 

②オールオン4で成功する人とは?

 

上記の説明だけ聞いていると、オールオン4ってメリットだけしかないような気がしますが実はデメリットもあります。そこで、まずオールオン4のインプラント治療を行って成功する人から見ていきましょう。

・費用が安い
例えば、総入れ歯の場合10本から14本のインプラントを埋め込む必要があります。そうなると、1本30~50万円が相場であるインプラント治療の場合300~700万円程度の治療費がかかってしまいます。しかしオールオン4であれば、4本のインプラントで人工歯を支えることができるため、従来のインプラントに比べて費用はかなり安いです。

・総入れ歯の人
総入れ歯を使っている人の中には入れ歯が合わなくて困っている人も多いです。入れ歯は会話もし辛くなるし、中には合わなくて結局入れ歯を使っていないという人もいます。このような場合、オールオン4はおすすめです。手術したその日に仮歯も入れてもらえるし、今すぐ固定した歯が欲しいという要望にも応えることができます。

・骨が薄くてインプラント治療が難しいと言われた人
オールオン4は骨が薄くてインプラント治療を諦めていた人でも治療が可能と言われています。なぜなら、多くの骨が残っている前方の顎にインプラントを埋め込むことが多いからです。そのため、オールオン4なら骨を増やすことなくインプラント治療を行うことができます。

・手術時間を短縮し、身体の負担を減らしたい人
オールオン4はインプラントを埋め込む本数が4本です。もし、総入れ歯の人が従来のインプラント治療を行う場合10~14本もインプラントを埋め込まなければいけません。そうなってしまうと、どうしても手術時間が長くなってしまいますよね。しかし、オールオン4だとたった4本で済むため手術時間は短く、また術後の痛みや腫れが出にくいと言われています。そのため、身体への負担も軽くなると言われているんです。

・手術後、すぐに食事や会話ができる
入れ歯になると、型取りから出来上がるまで時間がかかりますよね。しかし、オールオン4のメリットは手術したその日に仮歯をすることができることです。そのため、審美的にも問題なく、軽い食事もとることができます。また、仮歯がすぐに入ることで会話もしやすくなり、日常生活を送る上で支障をきたすことがありません。

・残っている歯のほとんどが虫歯や歯周病で歯を残すのが難しい場合
歯が1本もない状態の人はもちろんですが、歯が残っている人の中には虫歯でほとんどダメになっていたり、歯周病で歯がぐらぐらしていて抜け落ちそうになっている人もいます。そういう場合、歯を抜歯することでオールオン4にすることは可能です。

以上がオールオン4のメリットになります。これらに当てはまる人はオールオン4をして成功する人達と言えるでしょう。
 

③オールオン4で失敗する人とは?

 

それでは、オールオン4で失敗する人の例について見ていきましょう。

・残っている歯を抜歯する必要がある
オールオン4治療は、自分の歯が全く残っていない場合にしか施術ができません。ということは、オールオン4を受けたい場合、残っている歯は全て抜歯することになってしまいます。どうしても自分の天然歯を残したいという人にとってはオールオン4は向いていません。残っている歯がもうほとんど機能していない場合は抜歯してオールオン4治療を行っても良いですが、そうでない場合はもう一度よく考えた方が良いでしょう。

・インプラントを埋め込む本数が増えることがある
オールオン4のメリットは埋め込む本数が少ない分、費用も少ないこととお伝えしましたが、場合によってはインプラントを埋め込む本数が増えることもあります。また、骨量が足りない場合、すぐに仮歯を入れられない人もいます。

・メンテナンスが必要になってくる
オールオン4は手術したら、ハイ終わり!というわけではありません。一般的なインプラント治療と同じくメンテナンスを行っていく必要があります。もし、メンテナンスを怠れば、インプラント周囲炎が発症してしまいます。また、インプラント周囲炎は初期では自覚症状がほぼないため、そのまま進行してしまうという特徴があります。そのため、家でセルフメンテナンスを行うのはもちろん、歯科医院で定期検診を受けることが重要です。

以上、オールオン4にはデメリットも存在します。また、オールオン4を受けたくても口腔内の状態によっては断られる場合も実際にはあります。治療できる対象が限られているので気を付けておきましょう。
 

④まとめ

 

以上、オールオン4について一緒に見てきました。オールオン4の施術を受けて失敗する人、成功する人、様々です。いくいら普通のインプラント治療を行うより費用も安くて身体に負担がないと分かっていても、失敗は避けたいですよね。オールオン4治療を受けて、「やっぱり、自分の歯を残しておけば良かった」って後で後悔しても、もう遅いです。メリットはもちろん、デメリットも把握した上でオールオン4治療に臨むようにしましょう。